睡眠時無呼吸症候群をダイエットをして改善する。

肥満は睡眠時無呼吸症候群の大敵!

睡眠時無呼吸症候群の発症は、以下の4つが主な原因といわれています。

・肥満
・鼻、喉の疾患がある。または鼻、喉の気道が狭い
・下顎が小さい
・ストレス

中高年になると、このうち「肥満」が主な原因であることが多いそうです。

僕の場合は最初の診断で、睡眠時無呼吸の原因は肥満ではなく「下顎が小さい」ことが主な原因ではないかと言われました。
確かに、最初の精密検査の際に行った200種目ほどの血液検査では「すべて平均値の範疇」という結果が出て、あらゆる内臓機能の数値は異常なしでした。
(そのあと、いろいろと自分で調べたり試したりすることで、原因はそれだけではないことがわかりましたが、、)

ただ、体脂肪率は20%弱はあったので、やはり肥満気味ではあったと思います。
体脂肪率が20%あると、やはり健康体とは言えません。

そのあと、治療中に何度か痩せてはリバウンドしてまた痩せてを繰り返しましたが、やはり痩せている時の方が睡眠の質は高いという実感はありました。

肥満の弊害

太るということは余計な脂肪が身体の中についてしまうということです。
余計な脂肪がつくと、首の周りにも脂肪がついてしまい、気道を狭めてしまいます。
気道が狭くなれば当然、息もしにくくなります。
また、脂肪に押し出されて舌根が下がることで喉をふさいでしまい、無呼吸状態を悪化させてしま場合もあります。
舌の根元あたりにある咽頭という箇所から食道、気道部分が狭くなる、と考えるととても怖くなりますよね。

肥満の弊害は他にもあります。

余計な脂肪が体内に付くと、内臓が本来あるべき位置から押し出されてしまったり、圧迫されたりしてしまい、その機能を十分に発揮できなくなってしまいます。
そして体型が変わってしまい、姿勢が崩れ、インナーマッスル(主に体幹部にある触れない筋肉)が衰え、骨や内臓を支えきれなくなってしまったり、最悪の場合、骨に異常を来す事態にまでなってしまいます。

骨格が歪めば、当然身体機能にも悪影響を及ぼします。

そうなると、呼吸に関する病気や異常がたくさん症状として現れます。

・心臓への負担が大きくかかることによる脂質異常症(高脂血症)、動脈硬化
・高血糖、高血圧、高脂血症 などの生活習慣病
・他にも糖尿病、内臓疾患など

人によって肥満によって現れる症状は千差万別ですが、どれもこれも身体に良くないことばかりです。

ダイエット=生活改善だ!

肥満が睡眠時無呼吸症候群の原因であるとお医者さんから指摘された方にとっては、まず痩せることが最重要です。

睡眠時無呼吸症候群の原因が肥満以外であると指摘された方であっても、自分が肥満であると認識しているのであれば、痩せることでより睡眠時無呼吸症候群の症状は改善されます。

年齢を重ねるごとに基礎代謝は落ちていきますから、ずっと同じ生活をしていると、基礎代謝量と反比例してどんどん肥満は悪化してきます。

肥満が進行するということは健康状態もどんどん悪化するということです。

肥満が進行すればするほど、身体は不健康になり、睡眠時無呼吸症候群の症状も悪化していき、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。

ダイエット=生活改善。

そう考えてみると、ダイエットはそれほど難しくないかと思います。

 

自分で改善をしようと思いたつ以前のことになりますが、「一生この症状と付き合っていくのなら、諦めよう」と思ったことがありました。自暴自棄です。それならそれで、好きな時に好きなことだけをして行こう!と思ってしまったが最後、人生最強に太りました(笑)。

「睡眠時無呼吸症候群だから」という言い訳ばかりをして周りに甘え、自分にも甘くなり、いろんな責任を回避して楽をしていました。

自分で改善しようとする努力もせずに。

今では猛反省をしています。
周りの沢山の人々に迷惑もかけてしまったし、嫌な思いもさせてしまいました。

健康状態が良くない状態では、大切な人々を守ったり、助けたりすることができなくなります。
健康状態が良くない状態では、大切な仕事をちゃんとこなすことができなくなります。
健康状態が良くない状態では、したいと思っていることが存分に楽しむどころか、できなくさえなってしまいます。

後悔先に立たす。

ちょっと大袈裟かもしれませんが、一度きりの人生を悔いのないものにするためにも、生活改善をして健康体を取り戻すことを強くお勧めします。

その中でも、ダイエットは結果が見えやすく、効果も実感しやすいので、ぜひ今すぐにでも始めることをお勧めします。

どうやってダイエットをすれば良いの??

睡眠時無呼吸症候群で治療中の方は病気の影響で日中、眠気や倦怠感に悩んでいて、時間があれば寝る時間を確保したいという方がほとんどではないかと思います。

ダイエットのために運動をしたり、ジムへ行ったり、、、そんなことするぐらいなら寝たい!!と思いますよね(- –

運動をしていなかった方が、いきなり運動をすぐに始めることはありません。
(もちろん運動をすることが一番効果がありますし、ストレス発散にもなります)

まず以下のことを今日から始めてみてください。

ダイエットに近道はありません。毎日コツコツと少しずつを積み重ねていけばちゃんと効果があります。

体幹を鍛えましょう。
「体幹トレーニング 動画」などで検索するといろいろなトレーニングが出てきますので、いろいろと試してみてください。
トップアスリートがしているようなトレーニングはする必要はありません。
体幹を鍛えることを継続していると、内臓を正常な位置に戻したり、骨を正常な形に戻したり、日常生活の動きをスムーズにしたり、自律神経を整えたりすることが出来るので、生活改善には最適なトレーニングと言えます。

糖質を減らしましょう。
血糖値の急上昇は眠気を誘います。また糖質が過多になると胃腸の負担が大きくなり、胃腸の弱い方は胃酸過多となり、胃液逆流を起こし(逆流性食道炎)気道がふさがれてしまい、呼吸がしにくくなる場合があります。
糖質は適度に摂取して、摂り過ぎないように心がけましょう。
パン、パスタは極力減らし、主食はお米にし、お米を食べる量を半分ぐらいにしてみてください。
野菜、お肉、卵を中心に食事をすると1週間ほどで体の変化を感じるかと思います。

歩きましょう。
いつも降りる駅の一つ手前で降りて歩く。
いつもエレベーター、エスカレーターを使うところを、階段を使う。
いつも自転車で行く近くのスーパーへ歩いていく。
これだけでも1日の運動量がかなり変わります。

最後に

健康は宝。
健康第一。

睡眠という、人間にとってとても重要な欲求を満たせない睡眠時無呼吸症候群の方は、このことを痛感されていることと思います。

睡眠時無呼吸症候群の改善だけに意識を向けるのではなく、せっかくだからこの機会に自分の身体とちゃんと向き合って、元気に楽しく毎日が過ごせる健康体を手に入れるように頭を切り替えて見てはどうでしょうか?(^^)

睡眠時無呼吸の症状も良くなり、
スリムになって素敵になって、
不調も治ってしまえばいいことだらけです!(^^

【PR】


【姿勢を正すのにオススメのシャツ】

着ることで体に圧力をかける加圧シャツです。
加圧の力で、姿勢矯正、猫背矯正、スタイルアップ、筋力アップといった効果があります。

関連記事

簡単にできる鼻呼吸入眠方法 - 睡眠時無呼吸の改善に

【4日目】睡眠時無呼吸症候群治療のために久しぶりにダイエットしてみた。

睡眠日記をつけて改善する - 毎日の積み重ねでデータ分析をする

【6日目】睡眠時無呼吸症候群治療のために久しぶりにダイエットしてみた。

【3日目】睡眠時無呼吸症候群治療のために久しぶりにダイエットしてみた。

スマホ中毒は睡眠時無呼吸症候群を悪化させる!?