2016年4月から自宅にてCPAP治療を行っています。
冒頭の画像
今使っているCPAP治療の機器です。
CPAPって何?
CPAPとは、
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。
保険治療を受けると毎月必ず一度、医者診察を受けなくてはいけないため、海外の並行輸入品を購入して個人的に治療をしている方もいるようです。
私の場合は、保険治療です。(1998(平成 10)年に健康保険適用となりました)
日本の医療保険制度では、CPAP装置を医療機関からレンタルして使用するのが一般的です。
機器の保守管理やマスク・エアチューブなど治療に必要な消耗品の供給は医療機関または在宅医療会社が対応しています。
私が使っている機器は「フィリップス」というメーカーのものです。
フィリップスの睡眠時無呼吸症候群用機器のホームページhttp://www.philips.co.jp/healthcare/about/sleep-and-respiratory-care.html
マスク(顔に装着して空気を鼻から送り込む装着)は、最初これを使っていました。
ホールド力は強いのですが、もともと肌が弱いためか、朝起きたら鼻の周りにくっきりと跡がついてしまいました。
1時間ほどしたら消えるのですが、ずっと使っているとシワになるような気がしましたし、跡がついたまま出かけてしまっては恥ずかしいですよね。。。。w
診察の際に相談をしたら、フィリップスの方がジェルピローマスクに変えてくれました。
消耗品の交換は無料です。
↓これです。
http://www.philips.co.jp/healthcare/product/HC1105160/-
これに変えてもらってから、圧迫感もなくなりましたし、跡もつかなくなりました。
ただ、空気を送り込むパイプがほっぺたに当たるので、横向きに寝たときにパイプが圧迫されます
また花粉症の時期には鼻が詰まるので、加湿器付きのものを使ったこともあります。
普通の機器の右側に水を入れるタイプの加温加湿器を付けます。
これも診察の際に相談したら、フィリップスの方が持ってきてくれました。
ただ、これは精製水が必要で3日に1回ほど水を足したり交換しなくてはいけないし、精製水は薬局で買うとお金もかかるし、私の場合あまり改善が見られなかったため、使わなくなりました。代わりにしんどい時は鼻腔拡張テープと鼻スプレーを使って改善しました。
治療開始前は1時間に40回も止まっていた呼吸が、先月の検査では1時間に0.5回でした。
ただ、慣れてきたせいか、送風の音が気になって起きることが増えてきました。
ここ最近、2日間CPAPを使えないことがありましたが、2晩無装着で寝た3日目の朝はとても調子が悪かったです。
目の奥が重く、起きてから2時間ほど頭がフラフラして仕事も手につかない状態でした。
いつかはCPAPが無くても寝られるようになるはずですが、使わない時との差がこれだけ出てしまうので、今は日常生活をちゃんと送るためには必要なものです。
確かに月1回の診察は面倒くさいし、5000円弱とはいえ、毎月必ず費用がかかります。
1年と3ヶ月ほどが経過し、まだ身体の不調は少しありますが、治療を始める前に比べたら随分と良くなっています。
特に無気力感からは脱却しましたし、イライラを抑えられないこともなくなりました。
CPAP治療で大切なこと
・毎日継続して使うことが重要
・鼻が詰まっているとしんどい
・すぐ改善する人も居れば、私のように「改善まで2年ほどかかる」と言われる人も居る
・減量をして効果を高める
・自分に合う機器、マスクをトライ&エラーで医師と相談しながら探す
CPAPを使っている他にもいろいろな対策を講じることで、より改善が見られます。
今日の一口メモ
私は花粉症始め、鼻のアレルギー症状があるので、鼻腔拡張テープを併用してさらに空気がよく入るようにしています。
耳鼻科へ行って薬をもらうのは手間ですが、鼻から吸引するタイプの鼻炎改善薬とこの鼻腔拡張テープを使用すると、鼻からの空気が断然通りやすくなります。