これまでに他のページでもお伝えしてきましたが、睡眠時無呼吸症候群の治療にとって、食事改善はとても重要です。
こ食事改善は睡眠改善!
睡眠時無呼吸症候群の人は、普通の人より高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病のリスクが高くなると言われています。
本来は、1日の疲れを癒し、心身の健康を取り戻すための大切な睡眠。
その睡眠中に何度も息が止まっているのだから、無理もありません。
食事改善というと、
糖質を減らす
脂質を減らす
塩分を減らす
この3つがとても重要ですが、特に塩分については後回しになりがちですが、塩分の摂りすぎは身体にとってとてもリスキーです。
塩分を控えた食生活に慣れると、市販の加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージなど)やファーストフード店のフードメニュー、さらには町のパン屋さんで売っているパンでさえも塩辛く感じてくるようになります。
それだけ、普通に食べているものにはたくさんの塩が使われているということです。
アメリカの大学で行われた実験では、「塩には依存性がある」という結果が出来ました。
だからファーストフードや市販の食品は塩分が多い、というわけです(依存性があれば、何度も食べたくなるから)。
塩分を摂りすぎるとどうなるの?
喉が乾く
トイレに行く頻度が高くなり
心筋梗塞、狭心症などのリスクを高める
ただでさえそのリスクが高くなった状態なので、そのリスクを自分でできる限りは減らすべきです。
むくみの原因になる
寝るときに足がむくむとなかなか眠りにつけません
いびきの原因になる
これは最近言われ始めていることです。塩分を摂りすぎると、それを薄めるために身体は水分を保持しようとします。水分を保持しようすると体はむくみます。首まわりも例外ではなくむくんでしまうことによって、気道が狭くなると言われています。
動脈硬化
せっかく肥満も解消して、体幹トレーニングもして健康にどんどん近づいていたとしても、塩分を摂りすぎると、他の様々な成人病の原因となる動脈硬化を引き起こしてしまい、死亡率を高めてしまいます。
どうやって塩分を減らすの?
(1)まずは1日の塩分摂取量を知る
日本高血圧学会は1日の塩分摂取量を6g未満と推奨しています。
http://www.jpnsh.jp/com_salt.html
日本人の1日あたりの平均塩分摂取量
男性・・・・11.1g 女性・・・・9.4g
厚生労働省『平成25年国民健康・栄養調査結果の概要』
(2)自分がどれだけ塩分を摂り過ぎているかを知る。
1日三食の塩分摂取量を計算してみます。http://home.c06.itscom.net/maruko/08foods/enbun/enbunhayawakari.html
(3)食事改善
自炊の人は、とにかく塩を使わない、またはごく少量にしてみてください。
出汁の旨みや素材の旨みが美味しく感じてきたら、減塩に慣れてきた証拠です。
外食が多い人は、自炊の回数を増やしてください(^^
食事の習慣は長年の積み重ね。
睡眠もろくにできないのに、食事もあれこれ制限しなくてはいけないのか、、
とストレスがたまるかもしれませんが、実はそのストレスは、悪い生活習慣、悪い食習慣にも原因があります。
塩分過多、脂肪過多、糖質過多の食習慣は確実に身体を蝕んでいいます。
それが原因でストレスを引き起こしている、と考えると食事改善の必要性を感じていただけるのではないかと思います。
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