睡眠時無呼吸とコーヒー、そして自律神経の関係
私は、両親が朝にコーヒーを必ず飲む家庭で育ちました。
と、いうのも、両親ともタバコも酒ものまないため、嗜好品といえばコーヒー、だったからです。
13歳ぐらいから飲み始めているので、かれこれ30年以上の習慣です。
朝は必ず挽きたてのコーヒーを飲む。
睡眠時無呼吸症候群になる前は、日中も夜でもお構いなく、1日5、6杯を当たり前のように飲んでいました。
睡眠時無呼吸症候群とコーヒーは無関係ではありません。
この事に気づくのが遅すぎました。
この事をもっと早く知っていれば、もっと早く治っていたかもしれません。
(関連記事 →自力で睡眠時無呼吸症候群を完治しました!)
コーヒーにはカフェインが多く含まれているため、覚醒作用があります。(知らない方はいないと思います)
これが目を覚まさせる方向に働くので睡眠の質を下げると考えられます。
カフェインを含む飲料、特にコーヒーには利尿作用があるので睡眠中にトイレに行きたくて起きてしまうという事になってしまう可能性が高くなります。
また、砂糖を入れてコーヒーを飲む場合には、これが太る原因の一つになってしまいます。
太ってしまうと脂肪が喉の気道を塞ぐことが考えられ、これが睡眠時無呼吸症候群になる大きな要因と考えられるので、大量にコーヒーを飲むような人の場合は睡眠時無呼吸症候群を発症する
(ちなみに、下の脂肪が1mm、2mm増えただけでも喉の軌道は狭くなってしまいます。怖いですね、、、、)
「肥満が大敵」の睡眠時無呼吸症候群にとってはコーヒーはタブーな飲みものと言えます。
夜遅くのコーヒーに注意
たとえば、外食。
ディナーコースを食べに行ったとします。
コースの最後には通常、コーヒーとデザートがつきますが、飲む時間はおおよそ9時から10時の間になるかと思います。
最後の甘いものとコーヒーの組み合わせはコース料理の楽しみの一つですが、遅い時間にコーヒーを飲む事は、良質な睡眠にとっては好ましくないと言えます。
(甘いものを遅い時間帯に食べる事は、当然、肥満にもつながります)
寝る前にコーヒーを飲むような習慣がある人は眠りを妨げる方向に働く可能性があるので、これが睡眠の質を下げてしまう要因になる可能性が高まります。
睡眠時無呼吸症候群はいびきのように考えられたことがあり、いびきをかいているとよく眠れていると勘違いされたことがありますが、睡眠時に呼吸が止まっている状態ですから、体中の細胞が酸欠になっている状態であり、よく眠れているという状態とは正反対の状態にあると考える必要があります。
自律神経と睡眠とコーヒーの悪循環
コーヒーは飲むと眠気が取れたような気がしますが、それは違います。
ほんとうは休みたくて疲れているのに、一時的に脳を興奮させて、交感神経を活発にし、元気が出たいように錯覚しているだけです。
ですので、カフェインが切れると体は元の状態(休みたくて疲れている)に戻り、コーヒーを飲む前より身体が疲れてしまう、という現象が起きます。
「その場しのぎ」でコーヒーを飲むと、夜寝れなくなく。寝れないから、日中眠気に襲われる、、、
という悪循環を引き起こしてしまっていることに気がつきました。
飲むならデカフェ
無類のコーヒー好きだった私がコーヒーを辞めるのはとても勇気が要りましたし、なかなか最初は難しかったです。
ただ、1週間頑張って続けてみると、身体の調子が顕著に良くなり、夜の睡眠の質が良くなりました。
最初は2、3日で挫折しましたが、何度かトライをして、1週間やめてみることでできるようになってようやくコーヒーを辞めることの効果を実感しました。
習慣を変える事はとても難しいですが、とにかく何度トライして失敗しても良いから、1週間「断コーヒー」をしてみることをお勧めします。
きっと良い睡眠が得られるかと思います。
どうしてもコーヒーが飲みたいのであればノンカフェインのコーヒー(デカフェ)、
ほっと一息タイムにお茶が欲しければ、たんぽぽ茶やコーン茶、ルイボスティーなど、ノンカフェインの飲み物をお勧めします。
【お勧めのノンカフェイン飲料】